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Live Report ライブレポート 2009

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2009.6.22
"APOLLO15 PROJECT vol.22"
M.J.Q[遠藤ミチロウ(vo.g.)/山本久土(g)/クハラカズユキ(dr)]/dip

M.J.Q
dip
セッション
M.J.Qとdip。人を引き込むあまりの雰囲気に怖さすら感じるこの2バンドで"CLUB Que 15th Anniversary "Apollo project" -SEASON2-はその勢いを失うことなく進み続ける。ライトダウンと同時に会場が心地の良い緊張感に包まれ、この日のライブはスタートした。先攻のdipが始まれば、そこは既に彼らの世界。MCもなく淡々と演奏を続ける彼らの姿に、音に、一時オーディエンスは歓声を上げることすら忘れ見入り聴き入っていた。しかしそれもつかの間、骨に直接響くような轟音にオーディエンスのテンションも上昇。テンションを維持したままでdipは次のM.J.Qへとバトンを渡す。そのバトンを受け取ったM.J.Q。ドラムの爆発的な一音で始まったM.J.Qは、これまた怖いほどの雰囲気。勢い。一曲目の「虫」から、まるでたたみ掛けるように進むステージは、正しく鳥肌モノといったところだろう。間違いなく格好良いステージと、それを約束し裏切らないM.J.Qのプレイ。三人の姿は正しく「ぬるいのは嫌い」な本気の姿だった。アンコールでは、dipとM.J.Qによるセッションが行われ、その熱さにフロアは指笛と歓声に包まれた。ビリビリと肌を震わせるセッションはそのまま「ロマンチスト」「メシ喰わせろ!」へと続き、2バンド合同でのプレイに続々と腕が上がる。クライマックスに相応しいと同時に、これが本当にクライマックスなのかと思わせるステージは圧巻。何よりもこの日の2バンドのパワーを見せ付けられるライブだった。今後も、この揺ぎ無いステージで音楽シーンを間違いのないものにしてくれる、そんな期待を感じずにはいられない。
[文/中島美咲、撮影/堀井りり]
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